全国街路事業促進協議会 通常総会

令和5年度 全国街路事業促進協議会 第59回通常総会

会長挨拶

皆様、こんにちは。ただいまご紹介いただきました 広島市長の松井一實でございます。

本日は、全国各地から、第59回通常総会にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

また、斉藤国土交通大臣、古川国土交通大臣政務官、西田国土交通大臣政務官、清水国土交通大臣政務官、木原衆議院国土交通委員長をはじめ、国会議員の先生方、そして国土交通省幹部の皆様にもご臨席いただいています。日頃より本協議会の活動にお力添えを賜っております。心より感謝申し上げます。

皆様もご存じのとおり、先月開催されましたG7広島サミットにおきましては、各国首脳に「ヒロシマの心」をしっかりと受け止めていただくために、平和記念公園を訪れていただいたところですが、その平和記念公園の南側には、幅100メートル、東西4キロに渡る大きな通りがございまして、これを「平和大通り」と呼んでおります。

この平和大通りは、戦災からの復興の過程で建設されたものでありますけれども、本市の将来を見越して、緑あふれる憩いの空間を創出するとともに、交通機能面、そして美しさを兼ねたものとなっておりまして、今では本市のいわゆるシンボルロードになっています。

これは本市の例でございますが、このように街路は、皆様方の地元地域においても、まちの発展に応じて、都市が必要とする様々な機能や役割を担っているものであります。

本協議会は、こうした街路の地域特性に応じた整備・充実が図られるようにすることを目的に発足しまして、今では、加盟する全国969の自治体が、それぞれのまちづくりにおいて抱えている課題を解決するために、創意工夫を凝らした取組を行うことを促進してきているものであります。

本日表彰させていただく「全国街路事業コンクール」で受賞される取組は、安全や円滑な交通確保に加えて、地域と連携して拠点性向上の仕掛けを行った連続立体交差事業や無電柱化による防災性の向上やにぎわい空間の創出を行い、地域の魅力を高める事業など、いずれも課題解決のための創意工夫にあふれたものであります。協議会としては、今後ともお互いにそれぞれの取組を学び合いながら、より魅力的で効果的な街路事業が推進できるようにしていきたいと考えております。

また、国におかれましては、こうした取組をしっかりと支援をしていただいております。今年度の道路関係予算では、中心市街地などの魅力と回遊性を高めるための、まちなかウォーカブル推進事業、コンパクト・プラス・ネットワークの実現に向けた、公共交通軸の形成に必要な交通施設整備に係わる補助金・交付金制度の拡充をして頂きました。斉藤大臣やご臨席の先生方をはじめ、関係者の皆様には、改めて感謝申し上げます。

本協議会は、今後も、将来にわたり「真の豊かさ」を実感できる社会の構築に向けて、これまで以上に連携して全国の街路事業の推進に取り組んで参ります。

国会議員の皆様、国土交通省の皆様には、会員自治体の思いをしっかりと受け止めていただき、必要な予算や持続的な財源確保に向けて、引き続き、特段のご配慮、ご支援をお願い申し上げます。

本日は、どうかよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

全国街路事業促進協議会 会長 松井一實広島市長による挨拶

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