全国街路事業促進協議会 通常総会

平成30年度 全国街路事業促進協議会 第54回通常総会

総会決議

秋田県横手市長 髙橋 大

 

横手市長の 髙橋 大 でございます。

本日は、総会決議文の朗読者にご指名いただき、誠にありがとうございます。せっかくの機会でございますので、横手市のご紹介をさせていただきたいと存じます。

秋田県南部に位置する横手市につきましては、伝統的な冬の雪祭り「かまくら」や、B級グルメの祭典、第4回B-1グランプリにおいて、ゴールドグランプリを獲得した「横手やきそば」でご存知の方も多くいらっしゃると思います。

また、近年では、増田地区のまちなみが、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、多くの観光客においでいただいているところでございます。

「増田のまちなみ」につきましては、表通りに連なる多くの建物が、町屋形式の主屋に加え特徴的な鞘付きの内蔵とともに、とても良い状態で残っているものでして、歴史的な風致を現代に伝える、趣のあるまちなみとなっております。

現在、この「増田のまちなみ」の魅力を磨き上げるために、街なみ環境整備事業に取り組んでおりまして、無電柱化工事を実施しているところでございます。

なお、来年5月には、『全国伝統的建造物群保存地区協議会』の総会が、当市において開催されることが決定いたしております。

また、この地区のすぐ近くには全国的にも珍しい「増田まんが美術館」がございまして、地元出身の矢口高雄先生をはじめとする多数の漫画家のご協力のもと、マンガ原画の収蔵総数は16万枚を超え、貴重な原画収蔵枚数では世界一の規模を誇るまでとなっております。

現在は、来年5月のリニューアルオープンに向け施設の改修工事を行うとともに「横手市マンガ活用構想」を策定し、魅力的な企画を検討しているところでございます。

このように、様々な資源の魅力を磨いている横手市への、多くの皆様からのご来訪を心よりお待ち申し上げます。

横手市では現在、「歴史的風致維持向上計画」いわゆる「歴史まちづくり計画」を策定中でありまして、さらに歴史的なまちづくりを推進すべく、認可申請の準備を行っているところでございます。

この計画の中には、「日本の歴史公園100選」に名を連ねる、横手公園へのアクセス道路としても活用が期待される、都市計画道路「八幡根岸線」の街路事業も含まれております。

昨年度より、県事業として施行されている未整備区間が早期完成されることによりまして、市街地街路網のボトルネック箇所が解消されるとともに、観光振興にも寄与するものとして期待されているところでございます。

また、当市では現在、都市計画マスタープランの改定と共に、「立地適正化計画」の策定にも着手しておりまして、市街地のコンパクト化を図るとともに、地域拠点を結ぶ公共交通ネットワークの形成を計画し、持続可能な地方都市のありかたについて検討を進めているところでございます。

更に、来春には待望の「横手北スマートインターチェンジ」が完成、供用開始されることから、スマートインターチェンジへ至るアクセス道路整備や、中心市街地の街路整備の推進など、更なる地域活性化へ向けたまちづくりを行ってまいりたいと考えております。

このように多種多様な計画や事業を進めるにあたり、ご支援いただいている国土交通省様をはじめ、関係者の皆様に心より感謝を申し上げるとともに、引き続きご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

それでは、「決議文」を読み上げさせていただきます。

 

総会決議

  

髙橋 大 横手市長による総会決議文の朗読

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