都市基盤整備事業推進大会

令和7年度 都市基盤整備事業推進大会

主催者代表挨拶

全国街路事業促進協議会会長
広島市長 松井 一實

皆様、こんにちは。ただいまご紹介いただきました全国街路事業促進協議会の会長を務めております、広島市長の松井一實でございます。「都市基盤整備事業推進大会」の主催者であります4つの協議会を代表しましてご挨拶を申し上げます。

本日は、全国各地から本大会にご参加いただき、誠にありがとうございます。

また、金子国土交通大臣、佐々木国土交通副大臣、酒井国土交通副大臣、上田国土交通大臣政務官、永井国土交通大臣政務官をはじめ、国会議員の先生方、国土交通省幹部の皆様など、ご多用中にもかかわらず多くの方々にご臨席いただいております。日頃より各協議会の活動にお力添えを賜りまして、厚くお礼申し上げます。

さて、今年も全国各地で線状降水帯の発生によります集中豪雨が発生したほか、9月には、台風の影響等による激しい突風が発生し、静岡・茨城、この両県で、道路や家屋の損壊、電柱の倒壊による大規模な停電が発生するなどし、住民の生活や地域の経済活動が大きな打撃を受けました。改めて、国民の生命・財産・暮らしといったものを守り抜くための備えを、私たちは着実に進めていく必要があると痛感したところであります。

本大会では、これまでも防災・減災、国土強靱化を切れ目なく取り組むための支援について国へ要望してまいりましたが、本年6月に、事業規模を今後5年間で20兆円強とする「第1次国土強靱化実施中期計画」が閣議決定されました。継続的・安定的な取組への道筋が示されましたことにつきまして、ご臨席の先生方をはじめ、関係者の皆様に心より感謝申し上げますとともに、国土強靱化の取組を更に加速化・深化させていく決意を新たにしたところです。

また、現下の人口減少・少子高齢化は、地方都市にとって先送りのできない喫緊の課題となっております。こうした社会情勢の変化に対応して、活力のある持続可能な「まち」をつくっていくためには、「コンパクト・プラス・ネットワークの強化」や「地域資源を活用したまちづくりの加速化」、「都市再生等による国際競争力の強化」など目標設定を明確にした取り組みを進めていくことが重要となっています。

本日ご講演いただく、一般財団法人計量計画研究所代表理事の岸井隆幸先生は、都市計画、そして都市交通を専門として、「持続可能で、快適な都市環境の創造」をテーマに長年にわたりまして、研究に取り組んでこられており、国土交通省の審議会の委員や都市計画学会会長などを歴任されるなどご活躍されておりまして、その道のエキスパートといった存在であります。人口減少社会を迎えた今日において、今後、私たちが持続可能な都市基盤整備を進めていく上でのヒント、あるいは参考になるお話を伺えるものと大いに期待しています。

結びになりますが、本日の大会を契機に、我々4団体がより一層連携を強化し、結束して持続可能で活力のある経済社会の実現を目指すことを再確認するとともに、そのための情熱をもって、全国の都市基盤整備をしっかりと推し進めてまいる所存であります。

国会議員の皆様、国土交通省の皆様には、我々の決意をしっかりと受け止めていただいたうえで、必要な予算や持続的な財源の確保に向けて、引き続きお力添えを賜りますよう、お願い申し上げまして、開会のご挨拶とさせていただきます。本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

松井一實 広島市長の挨拶

ページの先頭へ