都市基盤整備事業推進大会
令和7年度 都市基盤整備事業推進大会
大会決議
全国土地区画整理事業推進協議会代表
愛知県春日井市長 石黒 直樹
皆さん、こんにちは。愛知県春日井市長の石黒直樹でございます。
本日は、決議文朗読に先立ち、全国土地区画整理事業推進協議会を代表いたしまして、春日井市の取り組みを紹介させていただきたいと思います。
春日井市は、面積が92.78㎢、名古屋市の北東部に位置をしており、名古屋市や岐阜県多治見市に隣接したまちであります。
人口は約31万人、飛行機は市の西部に県営名古屋空港がございまして、札幌、青森、花巻、山形、新潟、出雲、高知、福岡、熊本の全国9都市へ運行中でございます。そして車は、高速道路の交通網が大変充実しておりまして、東名高速道路と中央自動車道が結節し、各方面へ移動しやすいまちでございます。鉄道は市内に4路線、11の鉄道駅がありまして、東西南北、どちらでも鉄道で行くことができ、また、JR東海道新幹線を乗ろうと思うと、鉄道を使って約18分で名古屋駅まで行ける便利なまちでございます。
市のまちづくりについてでございますが、基盤整備としては、全国初の立体換地ビルをつくったJR勝川駅があります。事業の際は、国土交通省都市局にも大変お世話なりまして、区画整理事業、それから再開発事業、鉄道の連続立体交差事業を一体的に進め、2007年に換地処分が無事終わりました。そして、勝川駅の周辺でございますが、スライド左下の写真のとおり、人が大変にぎわうまちへと生まれ変わりました。
また、市内の区画整理事業は、市街化区域の76.8%が施行済み、または施行中、そして市の東部には、日本の3大ニュータウンでございます高蔵寺ニュータウンを抱えるまちであります。
スライドの「高蔵寺リ・ニュータウン」につきましては、三つの小学校を統合いたしまして、そのうちの一つは多世代交流施設である「グルッポふじとう」として2018年に完成し、都市再生整備計画における「まち交・創意工夫大賞」を受賞することができ、年間約50万人が訪れていただくような施設に生まれ変わりました。
もう一つは右上、「西藤山台運動交流ひろば・ノキシタプレイス」と言いますが、こちらは昨年オープンしております。
そして左下、自動運転ということで、ラストマイルの送迎サービスをしたり、また、にぎわい創出、さらには、ニュータウンの玄関口でありますJR高蔵寺駅の北口におきましては、都市再構築戦略事業を活用しながら、現在も駐輪場を含め、駅周辺のにぎわいづくりのため、再整備を進めております。
そして、市の玄関口となるJR春日井駅では、2016年に駅の南北自由通路、そして橋上駅舎が完成いたしました。駅周辺では民間活動として、ほろ酔い市や地域の店舗によるバザーなど、にぎわいが生まれております。
また右側にありますが、同じくJR春日井駅の南東地区、こちらは市街地再開発事業が2021年に完成をいたしました。
みんなが幸せを実感できるまちとして、市施行以外に組合施行でも、土地区画整理事業が今も進められております。
名古屋鉄道春日井駅という駅周辺では、組合の区画整理事業と一体的に自由通路、それから駅施設を整備する事業を進めております。
そして結びでありますけども、『人口減少時代、そして不確実性の時代で何が必要か』、先ほど摂津市長さんも言われましたが、個人だけではなくて、社会全体がウェルビーイング、これが重要なキーワードとなっていると私は思っております。
心豊かに、そして健康で安全で安心できるまちづくり、“子はかすがい”と申しますが、私たちの「暮らしやすさと幸せをつなぐまち かすがい」として、まちづくりを進めております。
これからも国土交通省をはじめ、関係機関の皆様の御支援を賜りながら、春日井市のまちづくり、しっかり進めてまいりたいと思います。
それでは、決議文を朗読いたします。
石黒直樹 愛知県春日井市長による大会決議の朗読



